4月のお知らせ2020年04月02日

4月になりました、新年度が始まりました!!
とは言っても今年のスタートはすっきりしないものとなりましたね。3月はいつもに増してあっという間に過ぎ、振り返る余裕もありませんでした。日本が、そして世界が新型肺炎に侵されている真っただ中にいて、いつ終息するのか全く予測ができません。

新型肺炎の恐怖だけではなく不安や恐れが人々の心を支配しており、パニックを引き起こしたりデマを流布したり・・・差別や偏見が助長されたりと、世界中がひきつけをおこしているようです。東京都知事の会見があった頃に都内にいたのですが、翌日のスーパーは空っぽでした。そりゃそうだよね不安になるよね、と思いながらもすぐに買い物に行けない人(一人ぐらしで朝から夜まで勤務している人や、一人での素早い行動ができない人、視覚障害者もそうですね)はこの困難をどう乗り切ればいいのか?と。

手でみる博物館も休館を余儀なくされています。触察という性質や部屋の中での長時間の説明、発話はリスクが高いとされています。月刊「視覚障害」では誌上分館として手でみる博物館の連載がスタートしました。博物館には行けないけれど誌面でお楽しみいただけたら幸いです。


暗いニュースの中でひとつ明るい話題を提供しましょう。
3月26日にお付き合いをしていた方と結婚しました!!夫はこの手でみる博物館がご縁で出会った東京在住の全盲男性です。とても頼りになる最愛の伴侶を得て大変幸せです。よりいっそう自由に楽しく明るい家庭を築いていきたいです。お互い仕事があるのでしばらくは別居婚、通い婚ですが一緒に暮らせる日を楽しみに一生懸命生きていきます。


同じ国に暮らすものは同じ船に乗っているのと同然です。この困難を乗り越えてまたお会いしましょうね。